『ドクターストーン』のコーラを手作りしたら、あの味は再現できる? 結果がこちら
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フライパンは使いません! キユーピーのアイディアに「これは楽」休日の昼ご飯に、よくオムライスを作る筆者。ただ、子供がいるため、調理中も呼ばれるなどして、バタバタしてしまいがちです。 「火を使わずに作れる簡単レシピがあれば…」と思っていた時、フライパンなしで楽に作れる方法を見つけまし...

ブロッコリーをフライパンで炒めてから… 加えた調味料に「箸が止まらない!」ブロッコリーの使い方がマンネリ化していませんか。ある調味料を使うと、いつもとはひと味違う副菜が完成します。おかずはもちろんおつまみにもぴったりな一品です。
- 出典
- 集英社
漫画雑誌『週刊少年ジャンプ』で連載中の人気漫画『Dr.STONE(ドクターストーン)』が大好きな筆者。
同作は、謎の光によって人類が一瞬で石化してしまい、数千年が経ってすべてが原始の時代へと戻った世界が舞台です。
そんな世界で目覚める主人公・石神千空(いしがみ・せんくう)は科学が大好きな少年で、豊富な知識と限られた材料で文明を再現し、復活させていくというのが同作の見どころになっています。
その中で、特に筆者が心を震わされたのが、石神千空が『コーラ』を作る場面です!
「え、マジで!?コーラって自分で作れるの?」
同作を読んだほとんどの人が、そう思ったことでしょう。もし作ることができたら、神の所業に近いといわざるをえません!
気になる材料ですが、こちらも用意するのはそれほど大変ではありませんでした。同作で紹介されている、コーラの材料がこちら。
ちなみに、コーラを作っている企業『コカ・コーラ』は、レシピを公表していません。
これらの材料でコーラの味がどこまで再現できるのか…これはぜひ確かめてみなければ!
コーラを手作りしたら、あの味は再現できるの?
というわけで、材料である炭酸水、ライム、パクチー、ハチミツを用意しました。
残念ながら、『Dr.STONE』には細かい分量などは書いていません。自分の好みにあわせて作っていくしかないようです。
ただ『パクチーをつぶしてライムを絞る』と書いてあるので、まずはその通りにしてみます。
分量の記載がないので、パクチーを「大体、このくらいかな…」とひとつまみくらいの量をすりつぶすことに。
ちょっと多いかもしれないパクチー
その際、パクチーの独特な香りがキッチンに充満するので、苦手な人はしっかりと換気をしましょう。筆者は平気だったのですが、同じ部屋にいた妻は「パクチーの匂いがやばい…」とかなりのダメージを負っていました。
どんどんすりつぶしていくと、たくさんあったパクチーがこんなに小さく…。もはや海苔の佃煮のようです。
今のところ、コーラの要素はまったくありません。ちょっぴり不安になってきました…。
続いて、すりつぶしたパクチーにライムをしぼります。
なるべく皮まで絞って入れたほうがいいそう
すると…一気にさわやかな空気がキッチンに漂いました!
それまではパクチーの匂いだけでしたが、ライムの匂いが入ったことで急に期待が持てる香りに。
この作業をしている間に、ハチミツをフライパンで温め、少し焦がしてカラメルを作ります。
その後、先ほどのパクチーとライム、カラメルと炭酸水を耐熱容器に投入!
カラメルは冷めると固まるので、かき混ぜながら少しずつ炭酸水に溶かしていきます。
そして、できた飲み物がこちら!
…まったく飲む気が起きない、謎の液体ができてしまいました。
ただ、匂いはライムのおかげもあってとてもさわやかで、悪くありません。
このままで飲むのは雰囲気が出ないので、コーラが入っていた瓶を使い、それらしい形にしてみました!
確実に分かると思いますが、右のコーラ(?)が筆者が作ったものです。「めちゃくちゃおいしそう!」と自分をマインドコントロールしないと、飲めない雰囲気が漂っていますね。
自作のコーラ 飲んでみた結果は?
冷蔵庫で数時間冷やした後、覚悟を決めて飲んでみることにしました。
『Dr.STONE』でコーラを飲んだキャラクター・あさぎりゲンの気持ちを想像し、自分を高揚させた後にぐいっと飲む!
「ん?んん?あれ…意外とおいしい!」
ライムと炭酸水の爽快感、カラメルのあまさ、パクチーの独特な香りが混ざって、見た目のひどさとギャップのある『ジュース感』に驚きました!
強いていえば、ちょっとクセのある柑橘系の炭酸ジュースといったところ。しかし、筆者はパクチーをすり潰したものをこさずにそのまま入れたので、異物感が残ってしまったのが残念でした。
ちゃんと飲み干せる味
ただ、コーラの味が再現できているかというと、100点満点中でいえば20点くらいかもしれません。自分でコーラを作るには、まだまだ研究と修行が足りないようです。
失敗を何度も繰り返して正解を見つけていく石神千空のように、あきらめずにトライする姿勢が大切なのでしょうね。
自作のコーラを飲んでみた後、同じように作ったという人の意見をネットで見てみると、さまざまな工夫をこらしていることが分かりました。
・パクチーはつぶさず、切って入れたほうがいいかも。
・自分で作る時はクローブとかスパイスで味を調整したほうがそれらしくなるよ。
・バニラエッセンスとかをうまく使うと、よりコーラの香りに近くなる。
今回、自分で作ってみて改めて実感したのが、本家のコーラはめちゃくちゃおいしいということです。特に、瓶のコーラは、炭酸や味がペットボトルのものより少しマイルドになっている気がして、最高でした。
これからコーラを飲む時は、日本コカ・コーラ株式会社の本社がある東京・渋谷方面を、一度拝んでからいただこうと思います!
おいしいものを作ってくださりありがとうございます!
[文・構成/grape編集部]