豚しゃぶサラダにかけたのは…? 管理栄養士が教える『ちょい足し』がこちら
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暖かい日が増えて、さっぱりした料理が食べたくなってくる4月。
毎日の献立に悩んだら、春が旬の新タマネギを使った豚しゃぶサラダはいかがでしょうか。簡単でおいしいだけでなく、栄養面でもメリットがありますよ。
本記事では管理栄養士の筆者がおすすめする『新タマネギと豚しゃぶのサラダ』のレシピを紹介します。
『新タマネギと豚しゃぶのサラダ』の作り方
必要な材料は以下の通りです。
【材料(2人ぶん)】
・新タマネギ 1個
・豚肉(しゃぶしゃぶ用) 150g
・お好みでレタスなど 適量
・お好みのドレッシングなど 適量
豚肉はロースなどお好みの部位でOKです。筆者は今回、しゃぶしゃぶ用のもも肉を使いました。
ポイントはタマネギと豚肉を組み合わせること。これについてはのちほど説明します。
まず、鍋にお湯を沸かし、豚肉を1枚ずつ広げて入れてゆでます。一度に全部入れず、少量ずつゆでましょう。
色が変わって火が通ったら、ざるにあげて水気を切って、そのまま冷ましてください。
次に、新タマネギを薄切りにします。この時、切った後で水にはさらさなくて大丈夫ですよ。
お好みでレタスなどの野菜も用意します。筆者はサニーレタスを使いました。
手でちぎり、新タマネギとともにお皿に盛ったら、ゆでた豚肉をのせ、お好みのドレッシングをかけてでき上がりです。
筆者は味付けとして、ポン酢に少し、ごま油を混ぜて使いました。
新タマネギのシャキシャキ食感がおいしく、豚肉がさっぱりと食べられます。暑い日や疲れた時でも食べやすそうです!
タマネギと豚肉の組み合わせがよい理由
タマネギの独特のにおいと辛味の原因は、硫化アリルという成分です。
硫化アリルにはビタミンB1の吸収を助ける働きがあります。
文部科学省の『食品成分データベース』によると、豚もも肉(ぶた・大型種肉・もも・脂身付き・生)の可食部100gあたりには、ビタミンB1が0.90mg含まれているとのこと。
ビタミンB1は糖質をエネルギーに変える時に必要な栄養素です。不足すると糖質をエネルギーに変えることができず、疲れやすくなります。
そこで、今回はビタミンB1を多く含む豚肉と、硫化アリルを含むタマネギを一緒に使いました。
硫化アリルは加熱すると成分が変化するので、生食すると効率よく摂取することができます。
新タマネギは生のままおいしく食べられるので、サラダなどでビタミンB1が豊富な食べ物と組み合わせてみてはいかがでしょう。
ビタミンB1は、豚肉のほか、豚肉を加工したハム、ウナギやタラコなどにも多く含まれています。
ぜひ工夫して楽しんでみてくださいね。
豚しゃぶサラダのアレンジもおすすめ!
ドレッシングをかけただけの『新タマネギと豚しゃぶのサラダ』もおいしいですが、クエン酸を含むレモンを追加したアレンジはいかがでしょう。
クエン酸はレモンなどの柑橘類に含まれる酸っぱい成分で、食欲増進や疲労回復効果が期待できます。
果汁を絞ると、レモンのさわやかな酸味と香りが加わっておいしくなりますよ。
これから暑くなってきて食欲が落ち気味の時や、疲れがちな時などにもおいしく食べられる『新タマネギと豚しゃぶのサラダ』。試してみてはいかがですか。
筆者のブログやInstagramでは、ほかにも食にまつわる情報を発信しているので、気になった人は覗いてみてくださいね!
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[文・構成/grape編集部]
小泉明代
フリーランスの管理栄養士、料理研究家。
レシピ開発や記事執筆、撮影の調理、フードスタイリングなど、食や栄養に関するさまざまな業務をおこなう。
健康的でおいしい料理や献立、手軽に栄養摂取できる工夫などを発信している。