自衛隊や警視庁が教える防災知識 『保存食』におすすめの1品とは…
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1995年に発生した『阪神・淡路大震災』。多くの犠牲者を出した、2011年の『東日本大震災』。2016年に熊本を襲った『平成28年熊本地震』など、地震大国の日本で震災を避けようとするのはかなり難しいといえるでしょう。
また、西日本を中心に記録的な豪雨となった、2018年の『平成30年7月豪雨』といった水害も記憶に新しい出来事です。
こうした災害から身を守るにはどうしたらいいのでしょうか。
自衛隊や警視庁警備部災害対策課が教える、災害への備えや役立つ防災知識などをまとめてご紹介します。
防災に役立つ知識まとめ
突然の災害に対応すべく、『非常用持ち出し袋』などを用意している人は、以前と比べても格段に増えているでしょう。
しかし、それだけでは防災として十分ではありません。そういったものとは別に、災害時に使える知識を持っておくことも重要です。
それぞれ、どういったものがあるのかを見ていきましょう。
防災の知識1 ビニールカッパで寒さ対策
災害時の避難場所には、体育館などの大きな建物が使われることが多くあります。
春や秋などの過ごしやすい季節ならまだしも、冬の体育館は底冷えが厳しいもの。衣服が十分にない時は、寒さにやられてしまうこともあるでしょう。
そういった時に役立つのが、自衛隊が教えるこちらの方法です。
寒空の下でも、長い時間警備をすることが多い自衛隊。ジャケットの下にビニールカッパを着込んで寒さ対策をしているようです。
冷たい風を通さず、サウナスーツのように体温を逃がさないため、ジャケットやコートの下に1枚着ておくと身体を冷やしにくくなります。
ただし、100円のビニールカッパは通気性が悪いため、着用しながら動くと汗をかきます。汗をかくことで余計に身体を冷やしてしまうことがあるのでご注意を。
自衛隊式寒さ対策!100円ショップの『ある物』を服の下に着るだけ
防災の知識2 紙せっけんの作りかた
風邪予防のために、手洗いうがいは欠かせないもの。特にインフルエンザが流行る冬は、帰宅したら「まず手洗い」という人も少なくはありません。
しかし、災害で避難生活が始まれば、満足に手を洗うことができない場面もあります。
身の回りのもので簡単に作ることのできる『紙せっけん』をご紹介します。
用意するものは以下の通りです。
・キッチンペーパー
・綺麗なハケ
・泡ハンドソープ
作りかた
1.広げたキッチンペーパーに泡のハンドソープをかけて、ハケを使って全体にまんべんなく伸ばします。
2.裏面も同じようにハンドソープをまんべんなくしみ込ませます。
3.ハンドソープをしみ込ませたら、ハンガーなどにつるして乾燥させます。
4.しっかりと乾燥したら、5cmくらいの幅に切り分け、畳んでビニール袋に入れましょう。
こうして作られた紙せっけんは、ビニール袋から1枚取り出して、普通のせっけんで洗うように水にぬらして手でこするだけで使えます。
災害時以外にも、アウトドアや子どもと公園に遊びに行った時にも役立ちそうです。
キッチンペーパーで作る『紙せっけん』に称賛の声 「これは便利」「作ってみよう」
防災の知識3 ペットボトルで水の節約
飲料用だけでなく、手や食器を洗うなど、生活に欠かせない水。
もし震災などで水が手に入りにくくなった時は、節約しながら使わなければなりません。
そんな時に役立つのが普段使っているペットボトル!ネット上でも多くの反響が寄せられた方法がこちらです。
【用意するもの】
・ペットボトル
・キリや安全ピンなど、ペットボトルに穴を開けられるもの。
【作りかた】
1.ペットボトルの下のほうに、直径2~3mmの穴を開けます。
2.穴を指で押さえながら、ペットボトルに水を入れます。
3.穴を指で押さえたまま、ペットボトルのフタをしっかりと閉めます。
4.ペットボトルを台などの上に置き、指を離します。この時、指を離しても水はもれません。
5.キャップを緩めると穴から適量の水が出てきます。
6.使い終わったらキャップを閉めれば、水は止まります。
ペットボトルの下のほうに、キリで小さな穴を開けます。
その穴を指でふさぎながらペットボトルに水を入れていきます。
水を入れ終わった後、フタを閉めたり、開けたりすると…。
これなら片手でペットボトルを持つ必要がないので、1人の時でも両手を使って手を洗うことができます。
使わない時は、穴を上に向けて横にしておくと水漏れの心配が少なくなりそうです。
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防災の知識4 負傷者を運ぶ方法
災害時には大切な人や家族が負傷してしまう恐れがあります。
腕力のある人なら力任せに負傷者を運ぶこともできますが、どうせなら少しでも楽な運びかたを学んでおきたいもの。
自衛隊が教える、ケガ人の運びかたを参考にしてみてください。
1人で運ぶ場合は、こちらの方法が役立ちます。
2人いる場合は、こちらの方法を使うとより簡単に負傷者を運べます。
「これは酔っ払いも運べそう」 自衛隊直伝の『意識のない人を運ぶ方法』
防災の知識5 災害時に役立つ道具
地震などに備え、家に常備している人も多い『非常用持ち出し袋』。災害時に役立つ水や食料、懐中電灯などが入っています。
そんな『非常用持ち出し袋』にプラスして入れておきたいのが、ゴム手袋と大きなビニール袋です。
ゴム手袋は、軍手と重ねて使うことで、切り傷を防止するだけでなく、薬液から手を守ったり、滑り止めや防寒の役割も担ってくれたりします。
また、大きなビニール袋を段ボールにかぶせると、簡易的な貯水バケツとしても使用することが可能です。
「頭になかった!入れておきます」 災害時に役立つ道具に共感
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防災の知識6 少しの水で洗濯する方法
水が満足に手に入りにくい災害時には、節水を心がけなければなりません。
そんな時に役立つ節水方法の1つがこちらの洗濯方法。
わずかな水で衣類を洗濯することができます。
用意するのは、『重曹』『ぬるま湯』『衣類を入れるチャック付きビニール袋』の3つ。
1.重曹を、約30℃のぬるま湯に溶かす(200㎖のぬるま湯に対し、重曹は小さじ1杯ほど)。
2.汚れた衣類をチャック付きビニール袋に入れ、重曹を溶かしたぬるま湯も入れる。
3.よくもみ洗いをし、終わったらぬるま湯ですすぐ。
重曹には皮脂汚れを吸着し、消臭する効果があるといいます。また、洗濯洗剤と違って泡が立たないので、すすぎに使う水も少量で済むのだとか。
災害時でも清潔に過ごすために、覚えておきたい技ですね。
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防災の知識7 服を着たまま泳ぐ方法
豪雨などの災害時には、服を着たまま泳がなければいけない場面に遭遇することもあります。
そのような時に慌てないで対処できるよう、自衛隊式の『落水時の対処法』をご紹介します。
服を着たまま落水したら、慌てて服を脱いでしまいそうですが、場合によっては着用していたほうが浮力を得ることができ、また保温効果もあるようです。
「服を着たまま海に落ちた!」 自衛隊式ライフハックに驚きの声