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自衛隊や警視庁が教える防災知識 『保存食』におすすめの1品とは…

By - grape編集部  公開:  更新:

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防災に役立つ、警視庁の食糧知識!

防災の知識8 水でカップ麺を食べる方法

災害時の備えとして、賞味期限の長いカップ麺を備蓄している人は少なくありません。

しかし、災害時にはお湯を用意することが困難な状況になることも。

そういった時、実は水だけでもカップ麺を作ることができるのです。

作りかたは、『チキンラーメン』や『カップヌードル』など、麺に味がついているタイプのカップ麺に水を注いで待つだけ。

熱湯で作る時と同じ量の水を入れます。

あとは、通常よりも長い15分待てば完成です。

麺に芯が残っているような食感がありますが、問題なく食べることができます。

また、同じような方法で、袋のインスタントラーメンを食べることも可能です。

用意するのは、袋に入っているインスタントラーメン。

カップ麺と同じように水を注ぎ、15分ほど待てば完成です。

麺を半分に割っておけば、少ない水の量で全体を浸すことができました。濃い味が好きな人や、水が十分に確保できない時にいいかもしれません。

カップ麺よりもかさばることなく保存しておける、袋入りインスタントラーメン。食器を洗う水も節約することができるので、災害時に重宝しそうです。

防災の知識9 道具なしで缶を開ける方法

災害時の保存食として重宝されているのが、缶詰ではないでしょうか。

保存期間も長く、缶切りを使わずに開けられるプルトップ型の缶詰もあります。

とはいえ、缶詰の中には缶切りを使わなければ開けられないタイプのものも多く、いざという時に缶切りがなければ「食べられない」ということも…。

缶切りがなくても缶詰を開けられる2つの方法をご紹介します。

1つ目がこちらのスプーンを使った方法。

開けかたはとてもシンプルなものです。

・スプーンをしっかり持つ。すくう部分、俗にいう『つぼ』に近い場所をにぎる。

・缶詰の縁の内側にスプーンの先端を当て、一か所を強くこする。

・こすったところに穴が空くので、そこにスプーンの先端をねじ込み、押し広げるように穴を広げる。

意外と簡単に穴が開くので「すぐできるかも」と思ってしまいますが、缶切りの要領でスプーンを動かして穴を広げていくのはかなり大変。

力が必要になる開けかたといえます。

もう1つの方法は、道具を何も使いません。缶詰をコンクリートなどの平らな場所にこすりつけるだけで、フタを開けることができるのです。

・缶詰のフタのふちをコンクリートやアスファルトなどの平らな場所に、円を描くようにしてこすりつけます。

・しばらくこすっていると缶とフタの接合部が削れてきます。

・フタが外れるようになったら、砂などが入らないように気を付けて開けましょう。

地面に缶詰をこすりつけるだけなので、女性や子どもなど、力のない人でも簡単に開けることができるようです。

缶切りをあらかじめ用意しておくことが1番ですが、災害時はすべてが想定通りに行くとは限りません。

もしもの時のために、頭の片隅に入れておきたい知識ですね。

防災の知識10 おいしい保存食

保存食の定番といえば、缶詰やパックのご飯、そして乾パンでしょう。

ただ、それだけでは食事に飽きてしまうのも事実です。

自衛隊や警視庁がおすすめする保存食を1つでも入れておくと、災害時の食事を少し楽しむことができるかもしれません。

被災地で活動する自衛隊がおすすめする保存食は『スイーツ缶』。

被災して心細い環境にある時は、甘くて柔らかく、食べやすいものがほしくなるのだとか。

また、警視庁がおすすめする保存食がこちらです!

賞味期限が比較的長く、常温保存が可能な『魚肉ソーセージ』。

手洗いできる環境が整っているとは限らない非常時に、直接触れることなく食べられるため、衛生的です。災害時に不足しがちなカルシウムを手軽に補うこともできます。

おかずの一品やおやつとして使えるのも魅力ですね!

大きな地震やゲリラ豪雨はいつ発生するかが分からないもの。

どのような時でも慌てずに行動ができるように、防災に役立つ知識を蓄えておきたいものですね。


[文・構成/grape編集部]

出典
@MPD_bousai自衛官募集チャンネル

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