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解凍せずにそのまま? 「エバラのたれにこんな使い方があったとは…」

By - grape編集部  公開:  更新:

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毎日の献立を考えて食事を作ることは本当に大変です。

特に、忙しい平日には、なるべく調理にかける時間を短くしたいところ。

そんな調理の時短ニーズから、スーパーマーケットや外食チェーンを中心に、カット済みの食材と調味料がパッキングされている『ミールキット(食事セット)』が販売され、注目が集まっています。

※写真はイメージ

ミールキットを使うと下ごしらえの手間が省け、炒める、煮るといった簡単な工程のみで料理が完成する優れもの!

しかし、毎回ミールキットを購入するのはコストが気になります。ミールキットが家庭でも簡単に作れたらいいですよね。

下味をつけた冷凍ミールキットを作ろう!

エバラ食品工業株式会社(以下、エバラ食品)の社員で、管理栄養士の資格を持つ菊岡裕子さんが教えてくれたのは、調味料を活用して手軽にできる、栄養豊富な自家製ミールキットの作り方。

肉を調味料に漬け込んで冷凍する『下味冷凍』です。

菊岡さん:

肉を調味料に漬け込んで冷凍すると、タレに含まれる有機酸の働きにより、肉の筋線維にすき間が生じます。そこに糖やアミノ酸が入り込んで保水力が高まり、食感が柔らかくなるのです。

保湿効果のある油やみりん、ヨーグルトなどを加えると、冷凍焼けも防ぐことができますよ。

なかでもパサつきがちな鶏むね肉は、下味冷凍による柔らかさを一番実感できると思います。

また、野菜は基本的に『水分が少なく繊維の少ない野菜』が冷凍に向いているものの、下ゆでしたりマッシュしたりと下処理を施すことで、「どれも冷凍保存することが可能」とのこと。

自分好みの組み合わせで、バリエーション豊かなミールキットを作りたくなります!

とっても簡単なミールキット、ポイントを踏まえて作ろう!

早速作ってみたのは、下味冷凍ミールキット『牛肉とピーマンの炒めもの』。

用意した材料はこちらです。

【材料】(2人分)

牛薄切り肉(一口大)…150g
ピーマンの緑と赤(なければパプリカを適量)… 各1個
エバラプルコギのたれ…大さじ3

・調理時
サラダ油…適量

まず、ピーマンを細切りにして、キッチンペーパーなどで水気をしっかり拭き取ります。

次に、ジッパー付きのポリエチレン袋に牛肉と『プルコギのたれ』を入れてよくもみましょう。

そして、均一になるよう平らにならしていきます。この時、できるだけ薄く広げるようにすると、急速冷凍されやすくなっていいそうです!

もしあれば、アルミバットに袋を乗せるとさらに早く冷凍されますよ。

袋の上部にピーマンを入れたら、空気を抜いて口を閉じます。

【菊岡さんのワンポイントアドバイス】

お肉と野菜を同じジッパー付きのポリエチレン袋に入れる際は、野菜はなるべくお肉の下味にふれないように冷凍保存してください。

下味にふれてしまうと、調理後の食感がべちゃっとしてしまったり、彩りに影響してしまうことがあるので注意しましょう。

使う際には凍ったまま軽くほぐし、油を熱したフライパンに凍ったまま入れます。

そして、弱めの中火で炒め、火が通ったらできあがり!

お肉は『プルコギのたれ』の味がよくしみていて、野菜の食感もあり、焼くだけで簡単に完成しました。

エバラ食品のたれには『やきとりのたれ』や『生姜焼のたれ』などもあり、種類が豊富。いろいろ買ってミールキットを作れば、たれの違いも楽しめそうですね。

牛肉とピーマン以外にも、鶏肉と長ネギの組み合わせや、豚肉とタマネギの組み合わせなども作っておくと便利ですよ。

左が『鶏肉と長ネギ(やきとりのたれ)』、右が『豚肉とタマネギ(生姜焼のたれ)』

菊岡さんによると、「下味冷凍した肉は、マイナス18℃以下の家庭の冷凍庫で、2~3週間を目安に使用してください」とのこと。

通常の生肉は消費期限が短く、1~2日のうちに使い切る必要があることを考えると、だいぶ保存できますね。

パサつきがちな肉が柔らかくなる上に、冷蔵庫の余った野菜を組み合わせることで食品ロス削減にもつながるミールキット。

時間や体力のある時に一気に作るといいかもしれません!


[文・構成/grape編集部]

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